国内女子ツアー「中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン」の最終日。今大会はトータル8アンダーまでスコアを伸ばしたアン・ソンジュ(韓国)が逃げ切りで今季2勝目を達成したが、その裏であるルールトラブルが起きていた。
まず、ことの顛末を説明しよう。前日行われた大会第2ラウンド、アウトコースからスタートした中村香織は8番パー4のセカンドショットがグリーン手前のバンカーに捕まった。そしてサード地点にやって来た中村はライの状況などからアンプレヤブルの決断を下した。
そこで中村が行った処置はボールのあった箇所とホールを結んだ後方線上へのドロップ。しかしドロップした地点は“バンカーの外”だった。これはゴルフ規則28及びゴルフ規則20−7(誤所からのプレー)に抵触するものだった。
今回、このことは第3ラウンドスタート後、LPGAにギャラリーからの問い合わせが寄せられて発覚。LPGAは中村の最終日のプレーが終了してから事実を確認し、それが事実であったため、中村を競技失格とした。
LPGAは今後、このようなルールトラブルが起こらないよう選手への啓蒙していく方針だ。