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下半身始動の切り返しと骨盤の傾きがないスイングで飛距離と安定感をつくる 稲見萌寧【女子TOP10 ドライバー連続写真解説】

下半身始動の切り返しと骨盤の傾きがないスイングで飛距離と安定感をつくる 稲見萌寧【女子TOP10 ドライバー連続写真解説】

配信日時:2022年12月22日 16時20分

つまり、骨盤や軸の傾きを抑える動作を稲見はできているということ。骨盤が傾いて右サイドが下がれば、背骨軸は右に傾き振り遅れる。逆に左サイドが下がれば、クラブが外から下りてくることに。

稲見は、安定した骨盤の動きで捻転差をつくって切り返している。そこに、石井は注目すべきポイントがあるという。

「切り返しでクラブと逆方向に下半身が動き始めています。まだ腕が上がりきっていないうちに、下半身が目標方向に動き出していています。これはすごい」と、石井は切り返しの動きを高く評価する。

ダウンスイングで頭が左に動かないことを意識しすぎると、重心移動がうまくできず右サイドに重心が残ったスイングになります。右足が外側から回旋する動きで下半身の回転スピードを速くしようとすると、右足が内側に絞れてしまい右ヒザが落ちやすく右残りのスイングになりやす。稲見さんは骨盤と足をうまく使って軸が傾かない動作で、捻転差をつくり飛距離稼ぎ、方向性を上げるスイングになっています。ここに強さのヒミツがありますね。背骨軸がまったく倒れないスイングは、アマチュアの方にもマネして欲しいポイントです。ダウンスイングで右ヒザが前に出ないように意識してください」

稲見は2018年にプロテストに合格し、翌19年から毎年、必ず優勝を挙げている。今季は38試合に出場し、年間トップ10回数は18回。スタッツではイーグル数1位を記録し、バーディ数、パーオン率、パーセーブ率、ボールストライキングなど2位を多く獲得している。来季のさらなる活躍に期待したい。(文・高木彩音)

■石井忍(いしい・しのぶ)1974年生まれ、千葉県出身。東京学館浦安高等学校、日本大学のゴルフ部で腕を磨き、98年プロテスト合格。2010年にツアープロコーチとして活動を始め、多くの男女ツアープロを指導。また「エースゴルフクラブ」を主宰し、アマチュアへの指導にも力を入れている。

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