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100点満点のサンデーバックナイン 圧巻Vを生んだひと味違うパッティング【辻にぃ見聞】

100点満点のサンデーバックナイン 圧巻Vを生んだひと味違うパッティング【辻にぃ見聞】

所属 ALBA Net編集部
高桑 均 / Hitoshi Takakuwa

配信日時:2022年9月14日 07時30分

100点満点のサンデーバックナインだった
100点満点のサンデーバックナインだった (撮影:佐々木啓)
最強女子プロゴルファー決定戦の「日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯」は、昨年11月にプロテストに合格し、今年の3月に高校を卒業したばかりの19歳・川崎春花が最終日に「64」をマーク。大会史上最年少での記録的勝利となった。最終日の4打差逆転勝利を、上田桃子らを指導するプロコーチの辻村明志氏が振り返る。

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■鮮烈優勝を成し遂げたバックナインでの強さ

今大会は、残暑厳しいなかで行われた。さらにはアップダウンも激しく、砲台グリーンが多かった。「イメージとしては、ひたすら登り続けた感じでした」と、吉田優利のキャディも務めた辻村氏が振り返る。

打ち上げのホールで、ピンの半分も見えないようなロケーションが多かったため、距離感をつかむのも難しいとは多くの選手の声。そのなかで4日間を1イーグル・16バーディ・2ボギーのトータル16アンダーにまとめた川崎。特に圧巻だったのは、4日間を通じて一度もバックナインでボギーを叩いていないことだ。

「例えば17番のパー4は、打ち下ろして左ドッグレッグするホールですが、落としどころが難しいんです」。かなりの打ち下ろしで、左を狙えばショートカットはできるが、ラフにつかまることもあれば、意外にも左OBに打ち込む選手も多かった。といって、右に逃げれば傾斜で右ラフまで転がってしまう。そんな局面で川崎が見せたショットは完ぺきだった。

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