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帰国直後、すぐに始めた“小さなこと”【36歳・藤田さいき、初の海外メジャー回想】

帰国直後、すぐに始めた“小さなこと”【36歳・藤田さいき、初の海外メジャー回想】

所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita

配信日時:2022年8月30日 14時00分

そこで感じたのは、私はそもそも打ちたいところに打てているのかってことなんですよ。

そのチェックを怠っているよね、と。そこから始めてみようと思います。ピンポイントに打たなければいけないという感覚も忘れていましたね。ティショットから「あそこに置くんだ!」と打たなければいけなかった。そこに置くにはどこに落として、どれだけランして…。そういったことを忘れていましたね。

リンクスだとそれが顕著に出る
そうなんです、それも準備不足。知らなすぎた。日本みたいに「あの木!」とか「あの鉄塔」とか目印になるものがない。フェアウェイに打ったって、方向がズレていればランでラフに行く。2打目地点に行ってみると、なんでボールがここにあるのって感じでした。そのランの計算とかも向こうの人たちは慣れている。うまいなと思いました。ちゃんと自分で打ちたいところに打ち出せているかという単純な作業をしていなかったと感じました。

―普通にアドレスして、打って、よかったな、だったということですか?
アバウトすぎましたよね。そこは反省の一つとしてある。それは日本で練習していくなかでやっていくこと。わたしやったことないので。

―アライメントを間違わなければ大ケガにはならないですもんね
そうなんです。そんなブレがない。そういうのをまずやって確認しないといけなかったなって。全部が全部マネすることはないけど、単純な作業は必要なんだって。スティック持っているのに(笑)。

―やらなかった理由があったのでしょうか?
練習器具を使うのが苦手でした。昔ながらというか。でも、それだけじゃだめなんだと思いました。そういうこともやっていかなければいけない。でも、いきなりいろいろと使うのではなくて1つずつ。もうちょっと精度上げていったほうがいいなって。そこが自信つかないといいショットが打てないかなと思いました。

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