ALBA Net  ゴルフ
ALBA Net  ゴルフ
注目!
ツアー情報

無欲が生んだボギーフリー新記録 勝みなみの次なる“標的”は?「究極まで自分を追い詰めてみたい」

無欲が生んだボギーフリー新記録 勝みなみの次なる“標的”は?「究極まで自分を追い詰めてみたい」

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2022年8月12日 16時42分

ただ記録更新直後の15番で、タイミングをはかったかのようにボギーを叩いた。これはティショットでドライバーがダフリ、200ヤードも飛ばずに喫したもの。「(後で)記録のことを聞いたら“あー、やってしまった!”と悔しかった。仕方ないとは思ったけど、恥ずかしかったので明日はバーディを獲りたいです」。

それでも続く16番では5メートルからのバーディパットがカップを1周して、イン。「ああいう風(1回転して)に入ることがこれまでなかった。外れたと思って見ていたら入ったのでビックリしました。あのバーディが無かったら、(15番の)ボギーから持ち直せなかったと思う」。4アンダー・6位タイで発進したラウンドは、明日にもつながるいい内容といえた。

もし、ラウンド前に記録のことを意識していたら、「もっと先のほうでボギーがきていたと思う」とも話す。無欲が生んだ新記録ともいえる。では、15歳293日でのツアー最年少優勝記録も残している勝にとって、“記録”とはどんな意味をもつのだろうか?

「すごい記録を残したいと思ったことはない。言われてから『あーそうなんだ』とか思うことが多い」。結果として残るもの。そんな意識が伝わってくる。ただ、「最少スコアや、世界記録には興味があります。最少スコアはパーではダメ。プレッシャーもかかると思うし、究極まで自分を追い詰めてみたい。そして、それを楽しいゴルフで更新できたらいい」という“野望”も抱いている。

国内女子ツアーの18ホール最少ストローク記録(パー72)は、キム・ヒョージュ(韓国、2012年)、稲見萌寧(21年)が打ち立てた「61」。次はここが標的となる。アイアンにはキレがあり、3番パー3でベタピンの位置からバーディを奪うなど、ショットでスコアを伸ばすシーンも目立った。「バーディ合戦になる一週間だと思うので、1つでも多く獲れるようコースマネジメントしていきたい」。現在の状態のよさを、次なる大記録に結びつければ、どれだけ伸ばし合いの大会といえども国内2連勝に大きく近づくことは間違いがない。(文・間宮輝憲)

【連続ノーボギーホール記録・上位】
1位:87 勝みなみ(2022年)
2位:86 山下美夢有(2021年) 
3位:85 若林舞衣子(2021年)
4位:83 ※ジェニー・シン(2016年) 
5位:81 申ジエ(2015年) 
6位:80 P・チュティチャイ(2016年) 
6位:80 ※A・ソレンスタム(2004年)
※は招待選手

関連記事

【この大会のニュース】

読まれています

JLPGAツアー 週間アクセスランキング

ランキングをもっと見る

大会情報

  1. 国内男子
    開催前
    2025年12月4日 12月7日
    ゴルフ日本シリーズJTカップ
  2. 米国男子
    開催前
    2025年12月4日 12月7日
    ヒーローワールドチャレンジ
  3. DPワールド
    開催前
  4. DPワールド
    開催前
    2025年12月4日 12月7日
    ネッドバンクゴルフチャレンジ
  5. アマチュア・その他
    開催前
    2025年12月4日 12月8日
    LPGA Qシリーズ(最終予選)
  6. アマチュア・その他
    開催中
    2025年12月2日 12月5日
    JLPGAファイナルQT

おすすめコンテンツ

関連サイト