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三ヶ島かなが史上2人目となる最終戦で初V! 古江彩佳に“あの日”のリベンジ

三ヶ島かなが史上2人目となる最終戦で初V! 古江彩佳に“あの日”のリベンジ

所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita

配信日時:2021年11月28日 18時19分

ついに頂点に立った三ヶ島かな 地元・九州で笑顔の花が咲いた
ついに頂点に立った三ヶ島かな 地元・九州で笑顔の花が咲いた (撮影:村上航)
JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 最終日◇28日◇宮崎カントリークラブ(宮崎県)◇6543ヤード・パー72>

生まれ育った九州で大粒の涙を流した。単独首位から出た福岡県出身の三ヶ島かながトータル11アンダーまで伸ばし、メジャーの舞台でツアー初優勝。1996年の井上陽子以来、そして03年に宮崎カントリークラブに移ってからは初めてとなる最終戦での初優勝を果たした。

誇らしげに優勝トロフィーを掲げる三ヶ島かな【写真】

「目の前に出された課題を取り組んでいくだけ」を考えて1番ティに立った三ヶ島。「すごく緊張していた」というなか、グリーン左のカラーから8メートルの距離をパターで沈めてチップインバーディ。「ここから突き放してやるぞ、と思えた」と良い流れを作ると、その後もシビアなパーパットを何度も沈めて、前半で1つ伸ばして折り返す。

だが、ピンチはサンデーバックナインにやってくる。10番をバーディとしたが、11番でティショットを曲げると寄らず入らずのボギー。13番パー5でもスコアを伸ばせず、最終組でともに回る古江彩佳に2打差まで詰め寄られてしまう。

だが、14番で2.5メートルのパーパットをなんとか沈めると、古江が50センチを外してボギー。15番ではティショットを曲げると、2打目はバンカーのアゴに突き刺さった。最大のピンチを迎えたが、何とか手前ラフまで出すと寄せて“ナイスボギー”。薄氷を踏みながらも、後続に影は踏ませない。

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