見てください!17番の狙いどころ【写真】
■ティショットからウェッジショットまですべてが完璧
グリーンのコンパクション(硬さ)こそそこまでないものの、アンジュレーションがきつく、ピンも前後左右に振られるため、狙いどころが狭く、ピンへのショットの正確性が求められたグレートアイランド倶楽部。ショットメーカーが有利、という下馬評通りの上位勢となった。
そのなかでも唯一2桁アンダーに乗せたのが稲見。それどころか2位に9打もの差をつけた。同じ組で見ていた辻村氏も「すべてのショットが定規で線を引いたようにきれいにラインが出て飛んでいく。強い風の中でもアイアンショットでは乾いた音でボールを打ち抜けてました」と精度の高さに舌を巻いた。
「彼女はフェードヒッターですが、8番、12番のような左ピンに対しても苦にしない。例えば左が池で左ピンに切られた17番のパー3では、風が左から吹くなかキャディに“左を消していきます”と池の縁のラインに出していきましたからね。状態がいいということにほかなりません」