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賞金1位・稲見萌寧との差は“396万”まで肉薄 古江彩佳が女王レース激化させる圧巻V「これで満足しないように」

賞金1位・稲見萌寧との差は“396万”まで肉薄 古江彩佳が女王レース激化させる圧巻V「これで満足しないように」

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2021年11月7日 17時27分

危なげなく逃げ切りV 古江彩佳が賞金女王へ大きく前進した
危なげなく逃げ切りV 古江彩佳が賞金女王へ大きく前進した (撮影:佐々木啓)
<TOTOジャパンクラシック 最終日◇7日◇瀬田ゴルフコース北コース(滋賀県)◇6616ヤード・パー72>

直近4試合で3勝目。古江彩佳が、滋賀県でも強さを見せつけた。同じ最終組で回った稲見萌寧に最終的には3打差をつけて、トータル16アンダーで今季6勝目を手にした。

誇らしげに優勝トロフィーを掲げる古江彩佳【写真】

「ボギーを1つ打つと隙が見えてしまう。ボギーなしであがれたのは大きい」。2位と2打差の単独トップでスタートした古江は、まさにライバルたちにつけ入る隙を与えない圧巻のゴルフで、勝ち名乗りを受けた。2番で3メートルのチャンスを沈めると、そこからさらに2バーディ。最終日もフェアウェイキープ率100%、パーオン率88.8%と安定のショットを武器に、ピンチというピンチもないまま逃げ切った。

「何が起こるか分からないコース。最後まで安心はできなかった」というラウンドで、気持ちを楽にしてくれたのが16番パー5で奪ったバーディだった。残り85ヤードを54度のウェッジで4メートルにつけ、このシビアな距離を決めきる。そのホールは稲見もバーディだったため、これを外していれば2打差でラスト2ホールを迎えることに。「そこから(稲見の)3連続も考えられたので、しっかり獲れてよかった」。逆転を狙う稲見の心を折ってもおかしくない、クラッチパットだった。

「ジュニアの時に見に来たコースで優勝できたのはうれしい」と喜ぶ。兵庫県・滝川第二高3年在学時の2018年に、同じ会場で行われたこの大会へ西村優菜とともに足を運び観戦。そこで海外の強豪たちの迫力に圧倒された。その年にはJGAナショナルチームの先輩でもある畑岡奈紗が優勝。新型コロナウイルスの影響で昨年、今年は日本単独開催となっているが、そこからわずか3年で「見に来ていた試合に出られるようになったのはうれしい」という大会を制した。

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