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トップ10回数2位の精密機械に何が… 西村優菜が感じたズレ「ボールを右でさばけていない」

トップ10回数2位の精密機械に何が… 西村優菜が感じたズレ「ボールを右でさばけていない」

所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita

配信日時:2021年10月28日 16時19分

修正点が見つかり、晴れ晴れとした表情で練習ラウンドを行った
修正点が見つかり、晴れ晴れとした表情で練習ラウンドを行った (撮影:米山聡明)
<樋口久子 三菱電機レディス 事前情報◇28日◇武蔵丘ゴルフコース(埼玉県)◇6650ヤード・パー72>

今季2位となるトップ10回数『20』(1位は稲見萌寧の『22』)と抜群の安定感を誇る西村優菜。だが、自身初となるディフェンディング大会は決して調子がいいとは言えない状態で迎えることとなった。

ボールを右でさばく! 好調時の西村優菜のドライバースイング【連続写真】

前週の「NOBUTA GROUP マスターズGC レディース」では予選2日間でトータル8オーバー。3月の「明治安田生命レディス ヨコハマタイヤゴルフトーナメント」以来、7カ月ぶりの予選落ちを喫した。今年の予選落ちはこれが2度目で、2日目の「78」も今年ワーストの数字。精密機械とも称される21歳に何が起こったのか。

「ショットがズレていました。具体的に言えば左に突っ込む悪いクセが出ていたんです。そのせいで体重移動もできていませんでしたし、ボールを右でさばくことができていませんでした」

西村はボールを右に出して左に戻すドローヒッター。インパクトで左に突っ込むと、ボールを左でさばくことになり、左にボールが出てしまう。さらに、ドローを打つためには低い位置からシャローにクラブヘッドを入れたいのに、バックスイングで右に乗れないために入射角が鋭角になり、方向性だけでなく距離感もバラバラに。それがツアー最小兵の身長150センチと小柄で決して飛距離が出るほうではない西村にとって生命線である、フェアウェイウッドやユーティリティといったクラブの精度に狂いを生じさせていた。

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