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安定感を生み出す、古江彩佳のセイムリズム&セイムテンション【辻にぃ見聞】

安定感を生み出す、古江彩佳のセイムリズム&セイムテンション【辻にぃ見聞】

配信日時:2021年10月19日 11時10分

グリッププレッシャーが生み出すセイムリズム&セイムテンションが安定感につながっている
グリッププレッシャーが生み出すセイムリズム&セイムテンションが安定感につながっている (撮影:上山敬太)
「富士通レディース」は古江彩佳の大会2勝目で幕を閉じた。19年大会をアマチュアで優勝、そして今大会はプロでとなぜ今大会に強さを発揮するのか。今大会で指導する上田桃子のキャディを務めたプロコーチの辻村明志氏が深層を語る。

このグリッププレッシャーです!【アドレス正面写真】

■総距離は長くても…スコアが出た理由
最終日が荒天のため中止、2日目に首位に並んでいた古江と勝みなみの異例の3ホールプレーオフとなった今大会。昨年大会よりも総距離が伸びて、213ヤードのパー3ができたが優勝スコアは、3日間やった昨年が7アンダー(申ジエ)に対して今年が2日間で12アンダー。かなりスコアが出る展開となった。その要因はグリーンにあるという。

「今年は昨年よりもラフが短く、入れても大けががなかったこともあると思いますが、グリーンがかなり仕上がっていたことが影響しています。カップ周りの傾斜も薄く、思ったとおりに転がってくれるためラインとスピードが合わせられる人ならどんどん決めていけたと思います」

優勝した古江はパーオンホールの平均パット数1位、2位の勝が3位、4位タイの稲見萌寧が4位タイ。3位の渋野日向子、4位タイの上田も好調をキープしており、パター勝負となったことは数字にも明確に表れた。

■アマチュアが参考にしたいグリップ
そんな戦いを制した古江の強さとして、辻村氏が挙げたのが「自分のスタイルを確立している」こと。それを読み取れるのがグリップの握り加減、いわゆるグリッププレッシャーがほとんどないことだ。

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