前週の「日本女子プロ選手権 コニカミノルタ杯」でメジャー初制覇を成し遂げた稲見萌寧が、3アンダーの好発進。2週連続優勝に向けて、上々の滑り出しを切った。
稲見萌寧、メダル獲得時のスイングをコマ送りで
5番でバーディを先行させた稲見は、8番でもスコアを伸ばして折り返し。雨脚が強くなった後半はパーを並べる展開が続いたが、15番パー5でしっかりとバーディを奪った。ホールアウト時点で首位と3打差の好位置につけている。
初日のラウンドを稲見は「風、雨も降ってきて、ティショットが打ちにくい場所もあった。ラフに入ったときにパーでしのげたホールが多かったので、それなりによかった」と振り返る。難コンディションのなかでのこの成績に及第点を与えた。
先週は悲願のメジャー初優勝を達成。それでも「毎週毎週調子が違う。よかった部分も、今週はずれていたり、思うようにスイングがハマらない感覚もある。最低限それなりに頑張っている感じ」と、そのイメージは頭から消して新たな大会に臨む。そのなかで、この日は渋野日向子、古江彩佳との注目ラウンドに。「2人とも大好きな選手で、勝ち続けたり、タイトルを獲っている。そのなかで人としてもいい2人なので楽しかった」といいムードで回ることができた。