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銀メダリスト・稲見萌寧に求められる芝種変化への対応 「最後に合わせられたら」

銀メダリスト・稲見萌寧に求められる芝種変化への対応 「最後に合わせられたら」

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2021年8月13日 07時30分

五輪からの連戦となる稲見萌寧 コンディションは?
五輪からの連戦となる稲見萌寧 コンディションは? (撮影:上山敬太)
NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 事前情報◇12日◇軽井沢72ゴルフ北コース(長野県)◇6679ヤード・パー72>

東京五輪で4日間のフェアウェイキープ率1位、パーオン率8位と、持ち前のショット力を発揮して銀メダルを獲得した稲見萌寧。メダリストとなった初戦の開幕を前日に控えた練習日。稲見はクラブから手を離したり、ボールを狙ったところに飛ばせず、首をかしげるシーンが多かった。普段の試合でも見られるが、ダウンスイングの動きをシャドースイングや動画を撮って見るなど入念に確認していた。

銀メダリストのクラブを現場で撮影!【大会フォト】

「ずっと課題としていることを引き続きやっています。言葉にすると難しいのですが、切り返しで力むクセがあって、それを減らすために自分の感覚の中でチェックしています。(先週と)まったく芝が違うので、その芝に対してメンタルっていうのもあるんですけど、いいイメージが出なくて」

ピンに絡むショットが少なく、“クセ”が強めに出ていた印象だが、その一因は芝の種類だ。東京五輪の舞台となった霞ヶ関CCは、フェアウェイが高麗芝で、ラフが野芝と日本のコースによくみられる種類だ。今週のコースのフェアウェイは洋芝で「ちょっとふかふか。先週の慣れが難しい感じです」と、スイング全体のバランスを崩し、特にロングアイアンのヘッドの入れ方に手を焼いた。ラウンド途中に「当たる気がしない」と声を挙げる場面もあったが、終盤に入ると感覚が合ってきて「今のはよかった」と納得のショットも出てきた。

高麗芝から洋芝への対応が求められるが、「試合に入って少しずつ調整できて、最後のほうに合わせられたらいい」と今年5勝を挙げる稲見は、最終日に定位置を目指す。ちなみに、思うようなショットが打てていない中でも、9ホール回ったこの日のフェアウェイキープ率100パーセントは、さすがの一言だ。

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