ALBA Net  ゴルフ
ALBA Net  ゴルフ
注目!
ツアー情報

国内女子ゴルフ JLPGAツアー

ライブフォトなど多彩なコンテンツを配信!

“獲得賞金0円”のシード選手 苦い記憶もバッサリ、心機一転21年シーズンへ

“獲得賞金0円”のシード選手 苦い記憶もバッサリ、心機一転21年シーズンへ

配信日時:2021年2月13日 12時00分

タイの選手だけに暑さはお手の物、という感じもするが、話はそんなに単純なものではなかった。「向こう(タイ)はスコールが降って、夏でも涼しい時間がある。日本は“乾いた暑さ”が一日中続くというイメージ。夏バテで水分しか摂れず、体重も最大で10キロほど落ちました」。ベストコンディションを保てなくなり、飛距離も落ちる。そこからスイングも崩れていく…。本人も「負の連鎖」と認めざるを得ない状況が、昨年の不振を招いた。

「なぜ予選落ちが続くのか? なぜ失敗するのか? そこは大きな問題でした。シーズン当初はプレッシャーもあってネガティブに陥っていたこともありました。でもそのなかで挑戦していこうと前向きに考えるようにしました」。そうは言うものの、もちろんすぐに事態を飲み込めたわけではない。初日に「82」を叩いた10月の「スタンレーレディス」では、会場を後にする車中でついに積もりつもった感情をコントロールできず、涙でシートを濡らした。

そんな苦しかった1年を終えたランクンは、まず“食トレ”で体重を戻すことに着手。そのうえで筋量を戻し、同時進行でスイングの調整を重ねた。そのかいもあって、体重も今ではベストに近い状態まで戻り、ショットに関しても前述した通りとなった。「開幕から2カ月は中盤くらいの順位にいられるようにして自信を戻したいです。最後に賞金ランク40位以内に入ることが今年の目標です」。ここからその成果を、結果につなげたい。

心機一転の気持ちはこんな部分にも。髪の毛を20センチほど切って、「人生で初めて」というショートカットにした。「去年の成績が良くなかったので、悪い流れを変える意味も込めて切りました。父がずっと切る事に反対していたんですけど、内緒で。最初見られた時は怒られちゃいましたけど(笑)」。昨年の負の連鎖も、こんな風にバッサリと断ち切りたいところだ。

「私にとってシーズンが統合されたことはよかったかもしれない。去年の失敗を取り戻すことに挑戦できるので」。“20-21年”とくくられることになった変則的なシーズンをチャンスととらえ、沖縄から背水の陣を敷いていく。

関連記事

読まれています

JLPGAツアー 週間アクセスランキング

ランキングをもっと見る

大会情報

現在開催中の大会はありません。

おすすめコンテンツ

関連サイト