古江彩佳のスイングはアマチュアも参考になる【連続写真】
ここでおさらいをしてみると、20年に行われた国内男子ツアーは6試合。国内女子ツアーは14試合だった。試合数は少なかったものの、20年は話題の多い年となった。両ツアーともにルーキーが大躍進。若手台頭により、例年以上に世代交代を感じる年となった。
男子ツアーでは10月にプロ転向した金谷拓実がプロ3戦目となった「ダンロップフェニックス」で優勝。常に上位争いに絡む金谷は現在の賞金ランキングが3位。そして、総合力を示すメルセデス・ベンツトータルポイントランキングで2位。21年も国内ツアーをメインに参戦すれば、確実に賞金王争いの中心になりそうだ。
ダンロップフェニックスでその金谷に4ホールのプレーオフの末に惜敗した石坂友宏や、「三井住友VISA太平洋マスターズ」でツアー初優勝を果たした香妻陣一朗。国内男子開幕戦となった「フジサンケイクラシック」を制した星野陸也、2度目の「日本オープン」覇者となった稲森佑貴といった20代が存在感を示している。
女子ツアーもルーキーが大活躍。19年10月の「富士通レディース」でアマチュア優勝を果たしプロ転向した古江彩佳がフル参戦1年目の14試合で3勝。終盤の「伊藤園レディス」から2週連続優勝を果たすなど、賞金ランキング2位、同じく総合力を示すメルセデス・ランキングで1位と、圧倒的な存在感を見せる。