“雰囲気”がガラリ 堀琴音のパーティウェア姿
QTランク164位で臨んだ今年のシーズンは、レギュラーツアー3試合、ステップ・アップ・ツアー5試合に出場。レギュラーで予選通過を果たすことはできなかったが、ステップでは10月の「かねひで美やらびオープン」11位タイ、そしてカストロール6位タイと、しり上がりの状態で1年を終えることができた。
「(カストロールでは)ティショットの時にスプーンを多めに使ったおかげで、フェアウェイから打てる場面がたくさんありました。そこからだとゴルフが楽で。フェアウェイからなら問題がないんだなって、1つ自信が増えました」。1年の最後に、来年へとつながる“選択肢”を得ることもできた。
堀が賞金シードを失ったのは18年シーズンのこと。ドライバー不振がたたり、賞金ランク114位に終わったのがこの年だった。そこまでは順調なキャリアを歩んだ。14年にプロテストに合格すると、翌15年には賞金ランク33位(約2930万円獲得)となり、シード選手の仲間入りを果たした。16年も、当時アマチュアだった畑岡奈紗に一歩及ばなかったものの「日本女子オープン」で2位になるなど活躍。キャリアハイとなる約7052万円(賞金ランク11位)を稼ぎだした。
しかしシードから陥落した18年、さらに19年とここ数年は苦しいシーズンを過ごしている。昨年の獲得賞金は42万6000円でランク150位。QTでも結果を残すことができず、今はステップ・アップ・ツアーを主戦場に“再浮上”の糸口を探している。
