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「誰がプレーしているんだ?」 原英莉花が“新たなスタイル”でつかんだ2つ目のメジャータイトル

「誰がプレーしているんだ?」 原英莉花が“新たなスタイル”でつかんだ2つ目のメジャータイトル

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2020年11月29日 18時03分

原英莉花は新しいスタイルでメジャー連勝
原英莉花は新しいスタイルでメジャー連勝 (撮影:佐々木啓)
JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 最終日◇29日◇宮崎カントリークラブ(宮崎県)◇6,543ヤード・パー72>

4日間単独トップを守る完全優勝で、原英莉花が10月の「日本女子オープン」に続く公式戦連勝を達成した。トータル10アンダーで、2位の古江彩佳に2打差をつけ快勝。今年だけで“日本一”、そして“ツアーチャンピオン”と2つの大きな称号を手にした。

宮崎牛を手にご満悦の原英莉花【大会フォト】

3日目を終えて2位の西村優菜との差はわずかに1打。トップ10にいる11人が6打差以内にひしめく「気が抜けない」混戦のなかスタートした。「きょうは緊張していました」という心理状態がプレーに表れたのか、2番パー5では3パットのボギーが先に来た。「あそこで苦しい展開になってしまいました」と、不安を感じながらの立ち上がりとなった。

しかし6番パー4で4メートルのチャンスを沈め、初バーディ。前半を単独トップのまま折り返すと、10番でも7メートルのバーディパットをねじ込んだ。この日は西村はじめ上位陣が軒並み伸ばせず苦戦するなど、展開にも恵まれた。中盤には11番でイーグルを奪った古江に1打差まで迫られたが、ライバルはその後2つのボギーを叩いた。終盤は3打差で快走。17番のバーディパットがピタリと寄ったときに「(優勝を)確信したとまではいかないけどホッとした」。そして18番のティショット後にはニヤリと笑みも浮かべた。

その18番では最後に2メートルのパーパットを外し表情を曇らせたが、返しをしっかりと決めて優勝。“2冠”を達成した時には右手で小さくガッツポーズを繰り出した。「(メジャー2勝の)実感はないんですけど、今年最後の試合で勝ててよかったです」。最高の形で2020年の国内ツアーを締めくくった。

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