李知姫の20代はハンチングスタイルでした【写真】
今年大きく変わった点はドライバーだ。使用しているモデルはカタログモデルではないONOFF LABOSPEC MODELの『RD5900-C』だ。このモデルは高慣性モーメントでブレずに飛ばせる『AKA RD5900』に、弾道調整機能を追加で搭載したモデルとなっている。これを選んだ経緯をオノフのツアー担当である柏田浩之氏に聞いた。
「昨年までは『KURO』を使用していたのですが、オフにプロから『高い球を打ちたい』とリクエストがありました。いつも李知姫プロはイメージをしっかりと伝えてもらえるので、こちらも慣性モーメントが高く、ボールも上がりやすい『RD5900-C』を提案させてもらいました」
また、ドライバーのシャフトについても「軽量でトルクの多いシャフトを試したい」とリクエストがあったという。柏田氏は「最初は50グラム台のシャフトで探していました。でも、なかなかプロの求める高弾道が出なかったんです。そこで思い切って40グラム台のシャフトをテストしてみたら、プロの理想に近づくことができました。この『ATTAS 11』は高トルクで、高弾道を打てるシャフト。タイミングも取りやすいので李知姫プロにマッチしたんだと思います」と話してくれた。
フェアウェイウッドやユーティリティのシャフトの硬さは『S』だが、ドライバーのシャフト『R』となっている。その点を聞いてみると、「もちろんタイミングが合わなければ意味はないと思いますが、あくまでもイメージ通りの弾道が打てるかどうかを大切にしているので、シャフトの硬さはあまり関係ないんです」と柏田氏はいう。40グラム台のRシャフトで平均245ヤード飛ばせるのは、タイミングがピッタリ合っているのだろう。
