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渋野日向子の悔しさと寂しさ 日没まで続いた予選落ち後の居残り練習

渋野日向子の悔しさと寂しさ 日没まで続いた予選落ち後の居残り練習

配信日時:2020年10月31日 17時39分

辺りが暗くなるまでクラブを振り続けた渋野日向子 この悔しさを次戦以降の糧にする
辺りが暗くなるまでクラブを振り続けた渋野日向子 この悔しさを次戦以降の糧にする (撮影:村上航)
<樋口久子 三菱電機レディス 2日目◇31日◇武蔵丘ゴルフコース(埼玉県)◇6585ヤード・パー72>

前半から暗雲が立ちこめた2日目。渋野日向子は2度のダブルボギーに加え前日ホールインワンを達成した8番パー3でもボギーを叩いた。フロントナインを5オーバーで折り返すと、後半も巻き返しならずバーディ・ボギーが2つずつのイーブンパー。トータル5オーバー・65位タイの予選落ちという結果で国内復帰戦を終えた。

暗闇のなかパター練習を続ける渋野日向子【大会ライブフォト】

「何回悔しい思いを経験したらいいんだろう。でもこれが実力ですよね」。結果を受け止めるしかなかった。「去年がうまくいきすぎていました。比べたら前に進めないけど、比べてしまう自分がいるのは本当に情けないです」。一気に階段を駆け上がった昨年のストーリーと現状を比べてしまう。

前日同様、この日もショットには大きな悩みはない。ところがグリーンが近づくと、途端に不安が頭をよぎる。今年は年初からアプローチでバリエーションを増やすために使用番手を増やそうと努力してきたが、慣れ親しんだ58度のウェッジ以外のクラブを手にできなかった。「そこは…、練習するしかないですよね。怖いというのがあって、なかなか(ほかのクラブが)使えない。持てないのは自信がないから。それで今まで使ってきたクラブに頼るから、前に進めない」。葛藤の中で、もがいている。

さらに昨年は強気で話題にもなったパッティングもいまは不調。ショートパットに苦戦する姿は海外遠征期間から見られるが、ここの修正も喫緊の課題だ。「読みに対してスピードのコントロールがまったくできていない。ストロークのリズムも安定していない」。2年目の苦悩は続いている。

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