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福田真未の最新クラブセッティング ツアーきっての天然娘はやわらかい打感を好み、フックフェースを嫌う

福田真未の最新クラブセッティング ツアーきっての天然娘はやわらかい打感を好み、フックフェースを嫌う

配信日時:2020年10月24日 12時00分

試合会場を間違えて、「朝コースが空いてなかった」という天然エピソードも
試合会場を間違えて、「朝コースが空いてなかった」という天然エピソードも (撮影:GettyImages)
92年6月15日生まれの福田真未は、11年にプロテストに合格し、ツアー通算2勝を挙げている。92年生まれの女子プロは通称“最強アズマ軍団”と呼ばれ、団長の東浩子をはじめ、成田美寿々、青木瀬令奈、葭葉ルミ、香妻琴乃、さらにイ・ミニョンペ・ヒギョン(ともに韓国)と、優勝経験やシード権を持つ実力者がズラリ。月に一度、食事会を開くなど仲が良いことでも知られている。福田自身は“ど”が付く天然キャラで人を驚かせることもしばしばだが、周りを笑顔にする愛されキャラでもある。そんな福田のクラブセッティングを見てみよう。

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18年からヤマハゴルフとクラブ契約をしている福田真未。新しいモデルが出てもすぐに替えるタイプではなく、18年の「北海道 meiji カップ」優勝時からバッグの中身はあまり替わっていない。そのあたりをヤマハゴルフのツアー担当の松下賢也氏に聞いてみた。

「福田プロは天然キャラと言われていますが、クラブに関してはしっかりと自分を持っています。クラブ選びに一切妥協はないですよ」と教えてくれた。その福田のこだわりが最も表れているのはアイアンだという。「今使っているアイアンは『RMX 118』で、最新のモデルではありません。『ヘッドの大きさや顔はオーソドックスで、打感はやわらかく』と自分の感覚をしっかりと持っていて、『RMX 118』はその条件にぴったりと一致しました」(松下氏)。

そしてドライバーでもアイアンでも、構えたときにフェースがかぶって見える“フックフェース”を嫌っている。「福田プロのドライバーを作るときに気を付けていることは、フェースの向きです。フックフェースに見えるものはNG。どちらかというと開き気味に見えるほうが好みですね。モデルにもよりますが、開くだけでなく、トゥ側を少し細工することもあります」と松下氏。どんな細工化をするのか、詳しくは教えてくれなかったが、フェースのトゥ側を曲線的にして、視覚的にフックフェースに見えないように工夫をしているのだろう。

バッグの中で今年唯一替わったのはドライバーのシャフトだ。その経緯とは? 「ドライバーが今一つしっくり来ていなかったようで、スタンレーレディスの週に福田プロから、昔使って良かった印象のある『Tour AD DI』を試してみたいと相談を受けました。良いイメージは大切ですので、良くなるきっかけになるならと用意をして打ってもらいました」(松下氏)。『Tour AD DI』といえば、松山英樹が長年使用しているモデル。福田は「スタンレーレディス」では予選落ちしたが、良いイメージが戻ってきつつあるという。

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