「スコアを崩さないのがすごい。自分ならあれくらい風が強いなかだったら、絶対にうまくいかないだろうなと思ってみていました」。自分がプレーするイメージを働かせても、なかなかうまくいかないほどの難コース、そして難コンディションに立ち向かう姉弟子に尊敬のまなざしを向ける。
本来であれば、その全英女子は昨年の国内賞金ランク(8位)の資格で小祝も戦っているはずの舞台だった。しかし、新型コロナウイルスの感染リスクや、英国から帰国後2週間の隔離期間を過ごさないといけないことなどを考慮し断念した。この全英に出場していれば、今週のホステス大会に参戦することもできなかった。
「(出場するか)迷っている時に、辻村コーチから『日本を選んだからには、全英に行っていたら出られなかった試合で優勝する気持ちでやってこい』と言われました。その期間の試合で頑張りたいですね」
今年の“全英欠場”という決断に「後悔はない」。もちろん「コロナがなければ行きたい気持ちは強い。またチャンスが来れば。リンクスも経験してみたいですね」と、憧れの舞台であることは変わりがない。今年のニトリレディスは賞金が倍増し総額2億円(優勝3600万円)となった。ここで一気に稼ぐことができれば、次回の全英出場権に大きくつながってくる。