最終日は4つあるパー5で、1イーグル・2バーディを荒稼ぎ。ドライバーのアベレージは「250〜260ヤード」というが、これはあくまでも平均値で、これ以上のビッグドライブを放つことも珍しくはない。「(パー5での2オンは)いい風が吹いていれば難しくない」と涼しい顔で言い放つそのパワーはやはり規格外だ。
「まだ優勝したという実感はないですね。もう少し時間が経ったらもっとうれしい気持ちが出てくると思います。今は『1勝したんだな』という感じです」。日本語、英語、フィリピン語に加え、「少しだけ」韓国語やタイ語も使いこなす19歳が、世界を股にかけて戦う長いキャリアの第一歩を輝かしく踏み出した。
