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大里桃子の最新クラブセッティング フェードを打つために、ドライバーもアイアンも“左に行かない”シャフトを選択

大里桃子の最新クラブセッティング フェードを打つために、ドライバーもアイアンも“左に行かない”シャフトを選択

配信日時:2020年6月25日 06時30分

大里桃子は左に行かないクラブで、上位進出とツアー2勝目を狙う
大里桃子は左に行かないクラブで、上位進出とツアー2勝目を狙う (撮影:GettyImages)
熊本県出身の大里桃子は2017年のQTでツアー出場権を掴むと、そのチャンスを生かして2018年の「Cat Ladies」でツアー初優勝を挙げた。2019年は優勝こそなかったものの、賞金ランキングを49位から38位へと上げ、ツアーデビューから2年連続でシード選手となった。渋野日向子とは同い年で、一緒に合宿を行うなど大の仲良し。今年2勝目を目指して開幕を迎える大里桃子のクラブセッティングを見てみよう。

仲良しの渋野日向子との2ショット【写真】

昨年の前半戦では予選落ちが続くなど調子が今ひとつだった。前年の優勝者として迎えた「CAT Ladies」でドライバーのシャフトを『クロカゲXT』に替え、そこから14試合中13試合で予選通過(それまでの24試合で予選通過は13試合)。成績が上がったという。

このシャフトにした経緯をブリヂストンスポーツのツアーレップ、阿部貴史氏に聞いた。「元々持ち球をドローからフェードにしたいという考えでしたが、ドライバーもアイアンもつかまり過ぎる傾向がありました。そこであまりシャフトが走りすぎない『クロカゲXT』を提案したんです。すると、左へのミスが軽減し、フェードが打てるようになりました。ドライバーが安定したことで、成績も上がっていったのです」

フェードを打つにはつかまりは大事だが、つかまり過ぎて左から左に行くと大きなミスになる。それがなくなればフェードが打ちやすくなり、思い切り振れるので飛距離も伸びるというわけだ。

大里はドライバー同様つかまり過ぎを防ぐために、アイアンのシャフトもテストを開始。「950 neoは950よりも先端が動かないので勧めてみたところ、アイアンが得意な大里プロも手応えを感じてくれました」(阿部氏)

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