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丸山茂樹、申ジエ…超一流選手たちの“プロすぎる”こだわりって?【プロキャディからの助け舟】

丸山茂樹、申ジエ…超一流選手たちの“プロすぎる”こだわりって?【プロキャディからの助け舟】

配信日時:2020年6月12日 15時00分

昨年も申ジエ(右)の3勝に貢献した齋藤優希キャディに“超一流”のこだわりを聞いた(写真は昨年のアース・モンダミンカップ)
昨年も申ジエ(右)の3勝に貢献した齋藤優希キャディに“超一流”のこだわりを聞いた(写真は昨年のアース・モンダミンカップ) (撮影:米山聡明)
トーナメント会場にいる関係者のなかで、一番近くでプロゴルファーのプレーを見ているのがプロキャディ。そして唯一ラウンド中にプロへアドバイスを送れる存在でもある。そんなプロキャディだからこそ、我々アマチュアゴルファーのスコアアップにつながる“アドバイス”を知っているのではないか。今回は申ジエ(韓国)の専属キャディを務める齋藤優希氏。

“技術”が満載! これが元世界1位の超絶アプローチ【連続写真】

■申ジエはパター命、丸山茂樹はベルトだけで50本用意!?

自粛期間中は、栃木県にある自宅でのトレーニングや、「勘が鈍らないように」と近くのゴルフ場で人との接触を避けながらプレーするなどして新シーズン開幕を待った齋藤キャディ。昨年、ジエが鈴木愛、渋野日向子らと激しい賞金女王争いをする姿を近くで見てきた人物に、この元世界1位のこだわりについて聞いてみた。

「申ジエプロは、とにかくパター命。これを生命線と考えていて、そのこだわりも強いです。ラウンド前の練習でも、ショットに関しては10分ほどで切り上げ、練習グリーンに多くの時間を割きます。その日のグリーンの状況を見極め、パターに鉛を貼ったり、はがしたり。細かい調整をしたうえでコースに出ます」

道具のメンテンナンスからも、その気持ちがうかがえる。パターのグリップについては「2試合に1度交換」。長年キャディを務めてきた齋藤氏といえども、女子でここまで頻繁に替える選手は見たことがないという。“手になじませる”という感覚や、ましてや“ゲン担ぎ”などは存在せず、優勝した翌週でも躊躇(ちゅうちょ)なくチェンジする徹底ぶり。「勝ったパターに次の週に手を加えるということに最初は驚きましたけど、本人は『優勝したことは何も関係ありません』とほほ笑むだけです(笑)」。これが日常の一コマだ。

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