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昨年は“超新星”が誕生…年少V記録更新に、あの名言も飛び出した! ワールドレディスサロンパスカップあれこれ

昨年は“超新星”が誕生…年少V記録更新に、あの名言も飛び出した! ワールドレディスサロンパスカップあれこれ

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2020年5月7日 07時30分

激戦を制しての初優勝 シブコのシンデレラストーリーはここから始まった
激戦を制しての初優勝 シブコのシンデレラストーリーはここから始まった (撮影:鈴木祥)
本来であれば、きょう5月7日(木)に初日を迎えるはずだった国内女子ツアーの大会が「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」。しかし新型コロナウイルス感染拡大の影響で、今季のメジャー初戦は開幕することはなくなった。そこでここでは、前身大会を含めると過去47回の開催を誇る歴史を、少しだけ振り返る。

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まだ記憶に新しい昨年大会では、新たな記録が生み出された。それが『大会史上最年少優勝記録』。打ち立てたのは、言わずもがな当時新進気鋭の若手の一人で、今後の活躍を期待され始めていた渋野日向子だ。ペ・ソンウ(韓国)との激しい争いを制し、ツアー初優勝をメジャーで飾る快挙を達成。2015年にチョン・インジ(韓国)が記録した20歳273日を塗り替える、20歳178日での大会制覇だった。

その優勝は、海外勢に押され気味だった流れを止めるものにもなった。2014年大会を制した成田美寿々以降、15年のインジ、16年のレクシー・トンプソン(米国)、17年のキム・ハヌル、18年の申ジエ(ともに韓国)と、そこまで4年連続で日本選手の優勝はなし。さらにメジャー全体で見ても、17年の「日本女子オープン」を制した畑岡奈紗を最後に、日本勢が勝てない状況が続いていた。それを払拭したのが渋野だった。サロンパスカップ後の優勝会見で、それについて感想を聞かれると、目を丸くしながら「私で良かったのでしょうか?」とコメント。この言葉は、2019年の女子ツアーにおけるベストコメントにも選出された。

前身の「ワールドレディス」が始まったのが1973年。樋口久子が初代女王に輝いてから、何度かの改称を挟み、2008年に現在の名称となった。その年には大会はJLPGAの公式戦へと昇格。いまや春に行われるメジャー大会として定着した。当初は、現在男子の「ゴルフ日本シリーズJTカップ」が行われる東京よみうりカントリークラブが舞台だったが、09年に現在の茨城ゴルフ倶楽部へと変更。年ごとに東、西コースの違いはあれど、同コースで行われるビッグトーナメントとなった。

最近だけを見ても、16年大会で渡邉彩香が見せた意地の猛追や、18年大会でジエの優勝を決定づけたスーパーショットなど名場面が目白押し。そして昨年、新たなスターも輩出された。今年開催されていれば、公式戦昇格後では11、12年のアン・ソンジュ(韓国)に続く2人目の連覇を目指す渋野の戦いぶりも大きな話題になったはずだが、それはお預けに。そこで来年に備え、過去の激戦の様子などをさらに深掘りしてみるのはいかがだろうか?

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