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女子プロの“空白期間”の過ごし方 稲見萌寧の「切れる」気持ちをつなぐジュニア選手たちとの時間

女子プロの“空白期間”の過ごし方 稲見萌寧の「切れる」気持ちをつなぐジュニア選手たちとの時間

配信日時:2020年4月8日 12時05分

稲見萌寧は勝手知ったる“我が家”で開幕を待つ ※4月3日撮影
稲見萌寧は勝手知ったる“我が家”で開幕を待つ ※4月3日撮影 (撮影:福田文平)
3月5日に開幕を予定していた「ダイキンオーキッドレディス」から、現在9試合連続で大会中止が決定している国内女子ツアー。いまだ新型コロナウイルスの猛威は世界中で衰えをみせず、日本も『緊急事態』のなかに身を置く、先が見えない状況に陥っている。そんななかプレーする場所を失っている選手は、この“空白期間”をどのように過ごしているのだろうか。

稲見萌寧、高校時代の自分と“ツーショット”【写真】

千葉県千葉市若葉区にあるゴルフ練習場「北谷津ゴルフガーデン」。ここの打席で“これまでと変わらず”クラブを振り続けているのが、昨季の「センチュリー21レディス」でツアー初優勝を挙げた稲見萌寧だ。

この練習場は稲見が小学校5年生から10年間通い続け、本人も「学校であり家。家よりもいる時間は長いですね」と話す、いわばホームグラウンド。ダイキン中止が決まり沖縄から戻った後も、ここを拠点にきたる開幕を待ち続けている。

毎週のように発表される『大会中止』という言葉。稲見も「気持ちは切れてはいます」と、この現状に対して偽らざる本音を口にする。しかし北谷津で見たその表情は決して暗いものではない。それは、ここにいる“家族たち”の存在も大きい。

1970年にオープンし、今年50周年を迎えた北谷津ゴルフガーデンは、26年ほど前からジュニア育成にも尽力。レッスン会や月例大会などを通じて、子どもたちにゴルフの楽しさを伝えている。敷地内には2階建ての打撃練習場のほか、総天然芝の18ホールのショートコースも完備。より実戦的な練習に取り組むことができる。

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