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なぜオフの“大型移籍”は激減した? 現場に増えたWin-Winな関係【2020年女子ツアー気になるギア】

なぜオフの“大型移籍”は激減した? 現場に増えたWin-Winな関係【2020年女子ツアー気になるギア】

配信日時:2020年3月31日 19時00分

注目のルーキー・安田裕香はアマ時代から使用するダンロップと契約
注目のルーキー・安田裕香はアマ時代から使用するダンロップと契約 (撮影:鈴木健夫)
開幕の見通しがなかなか立たない国内女子ツアー。“女子プロ”ロスが続く状況ではありますが、逆にいえば今こそ開幕前に矢継ぎ早になだれ込んだギア情報を洗い直ときだ!ということで、気になるギア情報や今季の動向をプロコーチ&クラブフィッターの筒康博氏に予想してもらった。

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今回は最近の移籍動向について。今年、契約で話題を呼んだアン・ソンジュ(韓国)、横峯さくらはクラブ契約フリーからのクラブ契約。また、そのほかのシード選手の契約はブリヂストンゴルフとボール契約を結んだ稲見萌寧のみ(現時点で判明しているもののみ)。契約フリーの選手が増加していることも相まって大型選手のメーカー契約間のいわゆる“大型移籍”は減ったように感じるが…。

――

私は大型契約が減った理由について、まず減ったとはあまり感じていません。ですが、そもそも契約選手が減りました。実はこれは契約している選手・メーカーそれぞれにメリットがあることなんです。選手のみならず、メーカーサイドとしても選手を縛らず自社のクラブを使って活躍してほしいという、本来のサポートの役割に回帰している傾向が見て取れます。

ツアーの現場でたくさんの選手に密着して全てのギアをサポートすることは非常に難しいです。プロならではの言葉の意味を翻訳してクラブという形で提供するのに時間もエネルギーも責任も発生します。また、選手も自由に選べる環境の中で自分の商売道具を吟味したい柔軟性があります。

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