躍動感あふれる菅沼菜々のドライバースイング【連続写真】
19年はシーズンはフル参戦を果たした菅沼。30試合を戦いトップ10は2回。獲得賞金は1950万円を超えたが、賞金ランキングは62で惜しくもシードを逃した。今季はQTランキング65位の資格でレギュラーツアーとステップ・アップ・ツアーの両方を戦う予定。飛躍が期待される。
昨年のスタッツを見てみると、上位に食い込むのはドライビングディスタンス。244.35ヤードで全体16位。並み居る飛ばし屋のなかでも、高い数字を残した。その飛距離を生み出すポイントは、効率のいいジャンピングにあると大江はいう。
インパクト直後の写真を見てもらえばわかるが、両足のカカトが浮いており、ジャンプしているように見える。「これはまさしくジャンピングです。ジャンプが悪いわけではありません。ジャンプをすることによって、体の回転はしにくくなりますが、フェースのローテショーンをうまく使って飛距離を出すようにしています」。
このジャンピングを可能にしているのは、クラブを上げる際の体の動きから始まっている。「体重移動はあまりせずに、体を回転しながらクラブを上げます。体重移動が多い人だとトップの位置が低くなりがちですが、菅沼さんはトップの位置が高い。そこからはクラブが上から落下してきて、インパクトで飛び跳ねるように体を動かす。ボールに力が伝わっています」。
