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安田祐香が選ぶのは『Z』か、『ゼクシオ』か 契約発表で用意された真逆のスペック

安田祐香が選ぶのは『Z』か、『ゼクシオ』か 契約発表で用意された真逆のスペック

所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita

配信日時:2020年2月6日 15時07分

まず、異なる2つのドライバーの特長を解説する。「『ゼクシオイレブン』は高さと最適なスピン量を確保しながらミスヒットに対する寛容性を前作からアップさせたドライバー。一方『Z785』は、つかまった力強い弾道でスピンを抑えた飛びを実感しやすいドライバーです」。それを踏まえて、と続ける。

「2つはクラブとしての特徴は異なります。しかし、長いツアーを戦う上で様々な変化やブラッシュアップをしていくなら、クラブに求めるニーズが変わっていくことがあります。調子やコースのコンディションによって、ベストの14本で戦いたいからこそ、あえて2本をセッティングメンバーにしようと思っているのではないでしょうか?」(筒)

状態によって、コースによってドライバーを替える。試合ごとはもちろん、場合によっては昨年の開幕戦で3種類のドライバーを使用したアン・ソンジュ(韓国)や、2本のドライバーを駆使して2006年の「マスターズ」を制したフィル・ミケルソン(米国)のように、様々なかたちでドライバーを使い分ける可能性もあるかもしれない。

安田のように、1本だけにこだわらず戦っていくことは、アマチュアにも大いに参考になると筒はいう。

「例えばドライバーを頻繁に替えるソンジュ選手は、『ティショットはコンディションによって日替わりするもの』と考えるタイプ。『こういう球を打ちたい』というのが明確にあって、その中で自分のできる以上のことはドライバーのスペックに託す。エースアイアンが決まっていて、スイングも固まっている。その中でコースや天候などの状況によって求めるボールが違うタイプのアマチュアの方にはとてもオススメなことなんです。アマチュアの方はプロ以上に日ごとに状態が変わるわけですからね」(筒)

また、こんな見方もした。「僕が見た印象では、安田選手のプレースタイルは全てのショットをソツなくこなしながらも、グリーンに近づくほど精度と集中力が増して力を発揮するプレーに感じています」と前置きした上で、「ただ、これはあくまで“アマチュア時代”の話です。プロ一年生の安田選手の心の中には、現在とは異なる理想のプレースタイルがあるかも知れません」と感じたという。クラブ選びから、現在と将来を両方見据えて取り組む姿勢が垣間見えたのだと話した。

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