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バチバチの“シード争奪戦”、その行方は? 賞金ランク61位の森田遥は単独首位発進「失うものは何もない」

バチバチの“シード争奪戦”、その行方は? 賞金ランク61位の森田遥は単独首位発進「失うものは何もない」

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2019年11月21日 17時49分

一方、昨年初シードを獲得した大出瑞月(同86位、960万142円)も4アンダー・6位タイと好発進を切ったが、ラウンド後は冷静。シード圏内浮上には優勝が絶対条件となることもあって、「(シードのことは)全然考えていない。あきらめないでやるけれど、そんなドラマみたいなことは起きないと思ってやる。運があるタイプでもないので(笑)。今はQTに照準を合わせています」と、結果を気にせず淡々とプレーを続ける覚悟だ。

この他、同51位(2300万1511円)で、“次点”につける金澤志奈が1アンダー・36位タイ発進。今大会で単独19位以上が初シードへの目安となるなか、初日をしっかりとアンダーパーでまとめた。しかし「内容はよくありませんでした」とラウンドの手ごたえは今ひとつ。「調整して2日目以降も頑張りたい」と、すぐに練習場へと向かった。

シード返り咲きを目指す武尾咲希(同59位、1812万9166円)は、「賞金ランキング50位以内は“絶対”という気持ちはありますが、コースでは考えていません。目の前の一打に集中したい」と、36位タイからの上位進出をうかがっている。

もちろん圏内を維持しようとする選手も必死。同49位(2410万8500円)とギリギリの位置にいる大山志保は、2オーバー・70位タイと出遅れ。しかし「まだいけます。あした頑張ります!」と、持ち前のガッツでこのビハインドを跳ね返していく。

最後の最後まで慢心も諦めも許されない、し烈な争い。2日目には“第一関門”となる予選カットもあるだけに、明日も寒さ増すエリエールゴルフクラブ松山で熱いラウンドが繰り広げられる。(文・間宮輝憲)

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