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賞金額は最高じゃなくてもいい!? 公式戦ってそもそもどんな大会?【記者の目】

賞金額は最高じゃなくてもいい!? 公式戦ってそもそもどんな大会?【記者の目】

配信日時:2019年10月29日 14時13分

これだけしかないのだ。LPGAの広報に確認したが、「規定に書かれている以上のことはありません」というコメントだった。これでは公式戦がどのようなものであるか実態がわかりにくい。他の大会に対して、賞金が公式戦を上回らないように働きかけているようだが、以前は公式戦よりも賞金が高い時代もあり、特に規定にはない。優勝者には3年間の出場権(通常は1年)が付与されるが、この項目では明記されていない。

なお、LPGAによれば、公式競技となりたい場合、2008年に公式競技に昇格した「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」の例をとると、大会側が協会に昇格を打診、承認された場合などのケースで公式競技となることができるようだ。

日本以外のツアーを見ると米国ツアーの最高額の大会はメジャーの「全米女子オープン」(550万ドル)。次がメジャーではない最終戦「CMEグループ・ツアー選手権」(500万ドル)。韓国ツアーは昨年まで米女子ツアーで、今年から韓国ツアーとなった「ハナ金融グループ選手権」(15億ウォン)、次点がメジャーの「ハンファクラシック」(14億ウォン)。ただし、韓国開催の米女子ツアー「BMW女子選手権」(200万ドル)を含めて、レートにもよるが、隣国はすでに公式戦よりも平場の試合のほうが高い大会があるという状況だ。

また、日本の男子ツアーに目を向ければ一番高額なのは、今年から始まった米ツアーとの共催の「ZOZO CHAMPIONSHIP」。各ツアーでメジャーが最高額とは限らない状況となってきた。

公認競技の賞金額がメジャーを上回る。そうなると勝ちたいのは公式戦なのか、高額賞金なのか。2008年の「日本女子オープン」など公式戦2勝の李知姫(韓国)は「もちろん、どちらも勝ちたいです」と前置きしたうえで、「公式戦には名誉がすごくありますね。選手としては公式戦を取りたいという気持ちが一番あるように思います。名誉も欲しいし、公式戦はセッティングも難しいし、選手権とオープンはコースが毎年違う。メンタル的にも1番じゃないと勝てないと思います。だから、みんなが獲りたいタイトルなのだと思います」。金額以外の部分、ナンバーワンの称号は選手としてやはり欲しいものだという。

一方、「増額するとなると賞金額は公式戦より高くなっちゃいますね。それを超えるとなると…、じゃあ、この大会が公式戦になったほうがいいかもしれないですね」と提案するのは2010年の「日本女子プロ選手権大会コニカミノルタ杯」優勝者の藤田さいき(当時は藤田幸希表記)だ。

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