藍、40位タイも「ショット、パットともいいリズム」

三重県にある近鉄賢島カンツリークラブを舞台に開幕した、日米女子ツアー共催の「ミズノクラシック」の初日。宮里藍は1イーグル・2ボギーのイーブンパー40位タイとやや出遅れ。「ショット、パットともいいリズム」と話したがスコアには結びつかなかった。

宮里は出だしの1番パー5で、残り32ヤードの3打目を直接放り込みイーグル奪取。最高のスタートを切ったが、その後前半はスコアカード通りのプレーが続いた。後半に入ってもなかなかスコアを伸ばせない宮里は、12番でボギーを叩いて後退。14番もボギーとしそのまま初日を終了。「カップに蹴られたり、舐めたりして…。我慢はしたもののチャンスにはならなかったですね」ともどかしいラウンドを振り返った。首位との差がいきなり大きく開いたが「まだあと2日ある」と意気込みを見せる宮里。「欲を出すことなく1打1打をやっていくだけです」と明日以降の巻き返しを誓った。

　宮里と同組で3位につけたモーガン・プレッセル(米国)は、前半でスコアを1つ伸ばすと後半は5バーディと爆発。「前半はつまずいてしまい、ショットも左右にブレていた。でも、バックナインは落ち着きを取り戻すことができました」と上手く立て直し、首位とは1打差と好位置につけた。

首位タイに立った申ジエ(韓国)は、序盤から4連続バーディを奪って一気にスコアを伸ばし、9バーディ・2ボギーの7アンダーでホールアウトしたが本人は納得していない様子。「スコアだけを見ればいいスコアだが、ショットもパットも悔いの残るのが多かった。満足はしていません」と自分に厳しいコメント。新しいアイアンを使い出し、チャンスを演出するもショット、パットが思ったより噛み合わなかったことを悔やんだ。

【初日の結果】
1位T：申ジエ(-7)
1位T：馬場ゆかり(-7)
3位：モーガン・プレッセル(-6)
4位T：カリーヌ・イシェル(-5)
4位T：ミーナ・リー(-5)
4位T：佐伯三貴(-5)
4位T：有村智恵(-5)
4位T：ナ・イェン・チョイ(-5)
9位T：宮里美香(-4)他4名
14位T：横峯さくら(-3)他5名
20位T：上田桃子(-2)他8名
40位T：宮里藍(E)他11名