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渋野日向子に意識してほしい、長いゴルフ人生【小川淳子の女子ツアーリポート“光と影”】

渋野日向子に意識してほしい、長いゴルフ人生【小川淳子の女子ツアーリポート“光と影”】

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2019年8月20日 18時59分

“黄金世代”と、ことあるごとにメディアで取り上げられるため、本人たちは否応なく同世代のライバルを意識することになり、他の世代も彼女たちの存在を頭のどこかに置くことになっている。

その一方で、さらに2学年下、今年プロテストを受ける年齢の安田祐香らを“プラチナ世代”と早くも呼ぶ動きもある。今も昔も、無理にでもレッテルを貼り、カテゴライズすることで、日本のメディアはスターを作ってきた。ヒートアップしやすく飽きっぽいという特徴もある。

ゴルフというスポーツは、ある意味これと対極にある。個人スポーツであり、相手にするのは他の選手ではなくコースや天候、そして自分自身だ。体力と同じように経験やメンタルが必要とされるため、選手生命は極めて長い。

20代前半の勢いがある最近の日本女子ツアーは、25歳を過ぎた選手から「若い子たちとはもう違うし」という言葉を聞くことが多い。そのたびに「いやいや、まだ25でしょ。あなたも若いよ」というのだが、多くの選手がそんな実感を持っている。

1987年に米国人以外で初めて米ツアー賞金女王となった岡本綾子は、この時、36歳。ことあるごとに、後輩たちにこの話をしている。手術を経て、45歳になった今も、現役で踏ん張っている表純子などは「いくつになっても『まだまだ』といわれちゃいます」と苦笑するほどだ。2005年を最後にツアーから離れた岡本だが、この時54歳。それでも「故障がなければもっとやっていた」ともらしている。

全英女王となった渋野が、このまま活躍を続けてくれるのはもちろん望ましい。だが、長いスパンで、ゴルフを含めた人生を考える目を持つことをぜひ、覚えて欲しい。20歳の今しかできないこともたくさんあるだろう。だが、焦らなくてもいいことは、もっとたくさんあるはずだ。

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