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シンデレラの笑顔に感じた危機感 フィーバーが“逆風”とならないために【記者の目】

シンデレラの笑顔に感じた危機感 フィーバーが“逆風”とならないために【記者の目】

所属 ALBA Net編集部
谷口 愛純 / Azumi Taniguchi

配信日時:2019年8月20日 12時33分

“渋野フィーバー”に沸いた軽井沢 スマイルシンデレラの組には多くのギャラリーがついて回った
“渋野フィーバー”に沸いた軽井沢 スマイルシンデレラの組には多くのギャラリーがついて回った (撮影:村上航)
NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 最終日◇18日◇軽井沢72ゴルフ 北コース(長野県)◇6705ヤード・パー72>

試合後の記者会見で、渋野日向子がラウンド中に何を食べていたかを聞かれたシーンがあった。「あんまり食べるとシャッター押されるから。お腹すいちゃって困ります」。そう言ったあとに、「うそうそ」と笑って会場を沸かせたが、どうしても一緒に笑うことができなかった。

優勝した穴井詩を笑顔で祝福する渋野日向子【写真】

“メジャー制覇”という肩書きだけでなく、竹を割ったようなキャラクターも相まって、この数週間で一気に国民的ヒロインになった。「全英AIG女子オープン」で優勝後、そのまま2試合出場した国内ツアーでは例年を大きく上回る動員数を記録。初日の早朝から、多くのファンが渋野をひと目見ようと会場にかけつけた。ゲートオープンが午前6時。その数時間前から駐車場で待つ観客もいたという。渋野が1番ティに立つと、ティイングエリアからグリーンまで、コースの両脇には幾重にもなって人が並んだ。

この3週間で、渋野を取り巻く環境はめまぐるしく変わった。練習の合間にいくつものインタビューや取材を受け、試合の最中も何台ものカメラに囲まれる。試合の成績にかかわらず常に人の目が向けられ、会場に入ってから去り際までカメラや記者がついて回った。そんな渋野の様子を見て、「試合中の撮影は、ホールを限定するなど対策をとるべき」、「選手がゴルフに集中できる環境をしっかり作らないといけない」と口にした選手もいた。

“プロだから”と言ってしまえばそれまでだが、一気に変わった環境にどれだけの負荷がかかっただろう。私もそんな“渋野フィーバー”を取材していた記者の一人だが、冒頭の渋野の一言を聞いて危機感を抱いた。

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