今やツアーを代表する実力者の鈴木だが、今大会でキャディを務める清水重憲氏は驚きを口にする。「あれだけの選手なのに向上心が強く、いろいろと質問されます。練習法、イライラした時の対処法など。本当にすごい」。上を目指し、常に試行錯誤を続けている。
これだけのスコアを出しても、「もう1〜2個伸ばすことができればよかった。『64』より良いスコアはこれまでにないので、出したかったです」と慢心はない。1988年のツアー制度施行後で史上4人目、それ以前を見ても日本選手で樋口久子しか達成していない同一大会V3がかかるラウンドに、「自信が戻ってきました」という鈴木が挑む。(文・間宮輝憲)
