「新人のような気持ちで臨んでいるのが新鮮です」と、強豪らしからぬ心構え。コース入りの時にはキャディに飲み物を買ってくるなど、人柄も穏やかで律儀な一面を持つ。「常に『そこ』にいるような、変わらない、そんなプロゴルファーでありたいと思っています」と、謙虚な姿勢を貫いていく。
「外国人なのに、日本のギャラリーは私のことも応援してくれる。とてもうれしいです」と、ホールアウト後はサイン待ちの列に駆け寄った。韓国選手といえば、イ・ボミのスマイル・キャンディのようにニックネームがつくことが多いが、「私にはありません。ぜひ考えてください!」とファンにも呼びかけた。
日本ツアールーキーとしての心得を崩さず、「ひとつひとつが学びの場。明日は風が吹くと予報が出ていますが、勉強しながらプレーしたい」と、大好きな日本でのプレーを満喫するつもりだ。(文・高桑均)
