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小林浩美会長、民放各局との“溝”について「放映権の考え方と帰属は別の話」 インターネット配信は?

小林浩美会長、民放各局との“溝”について「放映権の考え方と帰属は別の話」 インターネット配信は?

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2019年3月2日 16時59分

小林浩美会長が開幕イベントで改めて放映権問題などについて語った
小林浩美会長が開幕イベントで改めて放映権問題などについて語った (撮影:ALBA)
2日(土)に羽田空港で、国内女子ツアー開幕に先がけた「シーズン開幕イベントin羽田 開幕式・トークショー」が行われた。このイベントには、日本女子プロゴルフ協会(LPGA)の小林浩美会長をはじめ、鈴木愛、河本結三浦桃香の4名が登場。そこで小林会長は、開幕戦でのスタートが目指されていたインターネット動画配信などの件について語った。

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放映権の帰属とともに、LPGAが実現を目指していたインターネットでのトーナメントライブ配信。これについて昨年末に行われた日程発表の席では、「(2019年の)開幕に間に合わせたい」という意向が示されていた。しかし、この日のイベント後、小林会長は「3、4月(の配信スタート)は難しい。現在1つのものを作り上げる作業中。1試合でも早くできるように頑張りたい」と話し、改めて“後ろ倒し”になることを明かした。

さらに「この先の予定は立てられない。色々な準備が必要になり、現時点では『配信ができる方向で準備を進めている』としか言えません」と、進捗状況など具体的な話も回避。日程については『今シーズン中には開始したい?』という質問に「やりたいですね」とうなずくにとどめた。

また放映権の話題についても言及。一度は「KKT杯バンテリンレディス」、「中京テレビ・ブリヂストンレディス」、「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」の3大会中止などが発表された今季の国内女子ツアーだったが、1月25日には一転19年の大会開催が発表された。その際に、小林会長が「放映権の考え方について合意することができた。全ての主催者様がトーナメント中継映像における選手の肖像の価値を認めてくださったことは大変意義のある、画期的なこと」とコメントしたのに対し、民放各局から「放映権の帰属については、今後も交渉を重ねる」という考えが示されるなど、両者の溝が指摘されていた。

これについて、小林会長は「もともと放映権に対する“考え方”と“帰属”というのは別の話。考え方が確定したうえで、これから帰属という段階を踏んでいく」と説明。2段階あるステップのうち、1段階目をクリアした現状を強調したうえで、「考え方において、(主催者に)理解してもらったのは事実。ただ放映権の帰属がまだ協会にない、というのも正しいこと」と、お互いの理解に隔たりがあることについて否定した。

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