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2011年から国内ツアーフル参戦中のテレサが初優勝を手にしたのは13年の「ミズノクラシック」。日米共同大会で初白星を挙げると、翌年からはまさにテレサの時代だった。14年は公式戦2勝を含む3勝。15年も公式戦1勝を含む5勝。続けて3勝、4勝と昨年まで、圧倒的な強さを見せてきた。
昨年は最終戦で勝利。今季も賞金女王争いに食い込むと見られていたが、まさかの未勝利に終わった。トップ10は9回で予選落ちは1回のみと安定感は光ったが、ドライバーが曲がるシーンが目立ち、優勝につなげることができなかった。
そんなテレサが選んだ今年の1打は、意外なものだった。「今年はあんまりいいと思えたものがなかったけど、一番を挙げるとしたらNOBUTA GROUPマスターズGCレディースのロブショット」。最終日の16番でグリーンの右手前に外すと、そこからオーバーして今度は左にこぼれた。「ピンは左エッジから3、4ヤード。上げるしかなくて、それで一か八かのロブショット。ぴったりついてナイスボギー!」と、テレサらしい笑顔で答えた。
「完璧なロブショットだったので覚えていますが、最初からそんなところに外すなよ!」と1人突っ込みまで入れるほど記憶に残っているという。最終的には7位タイ。今季最後のトップ10となった試合だった。