“アン・シネ2世”ユ・ヒョンジュのプレーを現地で激写!【ファイナルQTライブフォト】
「すぐに勝てる」。そう言われてから何年も惜敗が続いた岡山。16年にレギュラーツアー初参戦してから勝ちきれない試合が少なくなかったが、殻を破ったのは5月だった。互いにプロ初勝利をかけた勝みなみとのプレーオフを制し、念願のタイトルを手に入れた。そんな岡山がピックアップした“今年の一打”は、優勝したリゾートトラスト最終日。場面は、勝負を決めたプレーオフ1ホール目、フェアウェイバンカーから放たれた残り150ヤードののセカンドショットだ。
ティショットをフェアウェイバンカーに入れても冷静さを失わなかった。「左の池がイヤだったので、バンカーでもいいと思っていました。ライも良かったので、(バーディは厳しいが)絶対にパーを獲ろうと思っていました」とここからグリーンに乗せた。一方の勝は、フェアウェイからグリーン脇のバンカーへ。アプローチを寄せられずボギーとするなか、岡山は2パットで仕留めて、その後涙した。
この1打を選んだ理由について岡山は「優勝したというのもありますが、フェアウェイからではなく、自分が不利な立場だったところから上手くクリアできたから。しっかりとグリーンに乗せることができました。フェアウェイバンカーに苦手意識はなかったのですが、プレッシャーはありました。そのなかで自信を持ってスイングできたのが印象的です」とコメントした。
「相手の方が有利な立場で、勝さんはバーディまである状況だった。でも勝つことができて、ゴルフは何があるか分からない。最後まで気を抜かずにやろうと改めて思えた一打でした」と振り返った。