ジョン・ジェウン、前髪分けも美しい【写真】
参戦初年度となる15年にいきなり賞金シードを獲得したものの、16年以降はシードを獲れず。今年もQTランキング7位での出場となったが、3戦目の「Tポイントレディス」で4位タイに入ると、「ヤマハレディース」では3位タイ。その後も着実に賞金を加算して、2位タイに入った9月の「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」でシード権獲得に当確ランプを灯した。
これによってLPGA正会員への道も切り開いたジェウンだが、そんな彼女がピックアップした “今年の一打”は、その女子プロ選手権最終日の13番パー3で見せた超ロングパットだった。
13番を迎えた時点でトップの申ジエ(韓国)とは6打差。ジエの安定感を考えれば、奪首はかなり厳しい。しかし賞金総額は2億円。シード復帰には是が非でも2位に入りたい状況に置かれていた。そんななか、このティショットはピンに寄らず20mの位置にポトリ。バーディチャンスとは言えず、ジェウン自身も「ここはパーでいい」と考えながらのファーストパットとなった。
「今でも覚えている」というラインは上りのフック。「パーでいい、タッチだけ合わせよう」と気楽にストロークした球は、ラインに乗ってカップへ一直線に向かっていく。「タッチがいいし、入るかも…」と考えていると、そのイメージ通りにカップイン。打った本人も驚くしかなかった。