シーズン最後の戦いを特選フォトで振り返る【写真】
何度もお伝えしているように、今年、LPGAが各大会のテレビ放映権の帰属を一方的に通告したことで、テレビ局との関係が悪化。とりあえず、今季に関してはほぼ、前年通りに行われたが、1年経ってもまともな説明や話し合いが行われないこともあり、話はさらにこじれたままシーズンを終えてしまった。
テレビ局が主催者に名を連ねている大会を中心に、少なくない大会が、LPGAの一方的な通告に抵抗。放映権のLPGA帰属だけは認めない旨、協約書とは別に書面をつけたり、協約書そのものを改めたり、とさまざまな形をとってすんなりと契約しなかった。そのため、LPGA側も、多少の譲歩を見せ、放映権はLPGAに帰属するが、2020年までは放映権料は発生しないことにした。それでも、権利そのものを渡したくないテレビ局側が話し合いを求めても、一方的なものになるばかりだったため、さらに関係は悪化。LPGAは協約書提出期限を延ばさざるを得なくなった。その最終期限が13日というわけだ。
それでも、LPGA広報は「今月半ばには(日程)発表できると思います。来年になること? ないです」と言う。この対応の裏には、さまざまな事情が隠されている。今月19日には今季の優勝者が集うLPGAアワードがあり、その開催直前の会見で日程発表をするのが最近の恒例となっているからだ。さらに翌20日には理事選挙も行われるため、どうしてもそれまでにきちんとした形で日程発表をしたいという思惑も見え隠れする。
協約書提出がすんでいない大会に対して『期限までに提出しない場合、開催の意思がないとみなす』という最終通告をし、ごていねいに『日程発表の際にその試合について発表しない』と、付け加えてまでいる。