現地から配信!国内女子ファイナルQT LIVEPPHOTO
女王タイトルこそアン・ソンジュに譲り、2年連続の戴冠はならなかった鈴木だが、賞金額は試合によって違うもの。年間通して、安定したスコアを出さなければならない平均ストロークのタイトルを手にしたことこそ、大きく評価されてしかるべきだろう。
だが、ここで気になるのは、米国女子ツアーとの比較だ。前述のように、日本では16年のボミの記録が最少ストローク。つまり、平均ストローク60台という選手は、いまだに出ていない。
米国はといえば、今年の1位、アリヤ・ジュタヌガーンが「69.415」なのを筆頭に、4位の選手までが60台。10位の畑岡奈紗が「70.103」と、圧倒的に少ないストロークを記録している。
もちろん、まったく違うコース、まったく違うコンディションでプレーしているのだから、これを単純に比較するわけにはいかない。それでも、全体についてじっくりと見る参考には十分なるはずだ。少なくとも13年からの6年間、No.1の選手は60台が当たり前だし、それ以前も、平均ストローク上位は60台というのが米ツアーだ。