熱戦を終え有村智恵と熱き抱擁を交わす成田美寿々【写真館】
今季開幕前に掲げていた『獲得賞金1億円超え』を果たすなど、充実のシーズンを送った成田が「私にしか打てないショット」と振り返った一打は「宮里藍 サントリーレディスオープン」でのもの。有村智恵と争ったプレーオフ4ホール目、フェアウェイから放ち2mのバーディチャンスにつけたセカンドショットを挙げた。
「実はあのセカンドは、ちょっとダフっているんです。それをパワーであの位置まで運べたのは、これまで取り組んできたトレーニングのおかげだと思っています。ダフりはしたけどラインはしっかりと出ていた。打った瞬間、キャディさんは『GO!!』って叫んでましたけど、私は『大丈夫!ピンそばまで行く』と思っていました(笑)」
その後、グリーン上でバーディパットを沈め長き熱戦に決着をつけた成田は、大きなガッツポーズで今季初勝利の喜びを表現した。長年あこがれてきた宮里藍の冠が今年からつけられた大会での優勝というのもあいまって、その表情から自然と笑みがこぼれる。試合後には、その宮里とともにカップを掲げる意味深い1勝となった。
【成田美寿々の2018年主要な成績】
「宮里藍 サントリーレディスオープン」優勝
「アース・モンダミンカップ」優勝
「富士通レディース」優勝