「外から見ていると、別の視点でゴルフを見ることができます。『姿勢よく歩こう』とか、気持ちの部分でも勉強になることが多いです。そういうちょっとしたことで、メンタルは強くなったり、弱くなったりすると思うので」と立ち居振る舞いにも注視する。それだけに、この日の自身のラウンドでは15番でダボを叩くなどスコアを落としたこともあり、「最後の5ホール位はすごい姿勢悪かったと思う」と“反省”。「そういうタフな状況の時ほど、無理してでも意識した方がいいかなと思う」と、残り2日間は背筋を正してプレーを続けることを誓った。
首位と9打差という状況にも「諦めないで優勝を目指したい」と力強い言葉を口にした葭葉。この日もラウンド後に、日が暮れるまでショット練習で汗を流し、明日以降のチャージに向け調整を重ねた。2016年「ニッポンハムレディス」以来となるツアー2勝目を、前のめりに…ではなく、きちっと背を正してつかみとりにいく。(文・間宮輝憲)