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「我慢した甲斐がありました」三ヶ島かなが誘惑に打ち勝ち1打差発進

「我慢した甲斐がありました」三ヶ島かなが誘惑に打ち勝ち1打差発進

所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita

配信日時:2018年9月7日 07時40分

<日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯 初日◇6日◇小杉カントリークラブ(6,605ヤード・パー72)>

開幕前「ラフが野菜の“ニラ”みたいで難しい。でもフェアウェイからなら綺麗にボールが浮いていてくれているのでチャンスにつけられると思う」と話していた三ヶ島かなが、5バーディ・1ボギーの安定したゴルフで4アンダー・5位タイにつけた。

【写真】髪を下ろして大人っぽい!三ヶ島かなのドレスアップ写真

「今日はショットが良かった。フェアウェイを2回しか外してないです。ラフはピッチングウェッジで50ヤードしか飛ばなかった」とフェアウェイキープ率3位につける安定感抜群のドライバーショットで首位と1打差につけた。ちなみに同1位の申ジエ(韓国)が首位発進。いかにフェアウェイキープが大事かを物語っている。

もう1つ好スタートに奏功したのは誘惑に負けなかったこと。三ヶ島はプロ野球チームである横浜DeNAベイスターズの大ファン。そんなベイスターズは5日(水)に、富山県内で読売巨人軍との試合を行った。ツアーを転戦しているプロゴルファーであるがゆえ、なかなか試合を見に行くタイミングはないが、まさかの富山での巡り合わせ。しかも、チケットも手に入る状況だった。

だが、初日のラウンドのスタート時間が早かったため、観戦を断念するという苦渋の決断を下した。「練習だけでも見たい」という思いも封印した。「我慢した甲斐がありました。明日以降が雨予報なので、出遅れなくて良かった」と体調管理を優先したことも「68」につながった。

富山で行われる試合は1試合だけだったため、明日以降は我慢する必要はなく試合に集中できる。「アイアンもほとんど構えた方向に飛んでくれたし、パターも悪くありません。雨はけっこう好きなので、グリーンが止まるとプラスに考えてプレーしたい」。この好発進を生かさない手はない。(文・秋田義和)

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