ALBA Net  ゴルフ
ALBA Net  ゴルフ
注目!
ツアー情報

黄金世代にプラチナ世代…なぜ近年のアマは揃ってプロの試合で活躍できる?【記者の目】

黄金世代にプラチナ世代…なぜ近年のアマは揃ってプロの試合で活躍できる?【記者の目】

所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita

配信日時:2018年9月3日 18時53分

勝の影響はレギュラーツアーに出場していたいわゆる世代のトップ選手以外にもしっかり与えている。8月の「CAT Ladies」で初優勝を挙げた大里桃子は、熊本県出身で勝の優勝を目の前で見ていた。「優勝したときは鳥肌がたちましたけど、すっごく悔しかった。みなみは小学校のころから知っていたので。私もずっとナショナルチームに入りたかったのですが、入れなかった。その悔しさはすごくあります。主催者推薦とかも強い子がもらっていて、私はあまりもらえなくて。でも、逆にこれだけ強い選手が集まっていなかったら、もう少し余裕をかましていたと思う」と悔しさを力に変えてここまで上り詰めた。

確かに同い年が活躍していれば「自分にもできる」という自信が芽生えるのも分かるし、そうやって切磋琢磨することで、レベルアップのスピードが他の世代よりも速いのも理解できる。宮里藍の活躍に影響を受けて、それまでの世代より早くからゴルフクラブを握っていることも要因の1つだろう。

だが、プロの試合で上位に来られる理由は本当にそれだけだろうか。現在プロとして同級生の多くが活躍している世代の選手に一緒に探ってみた。

成田美寿々葭葉ルミ青木瀬令奈ら現在のツアーの中心の世代。勝みなみらが呼ばれるまでは黄金世代と呼ばれていた、92年世代(92年4月〜93年3月生まれ)の福田真未は、「世代のレベルの高さはもちろんありますが、そもそもの試合数が関係しているのでは」と分析する。

「私たちのときはプロの試合というよりもアマチュアの試合がメインでした。ジュニアの試合も今と変わらず多かったですし、私たちが出ていたプロの試合といえば女子オープンくらい。あとは2試合くらいしか出ていませんでした。そのあたりの環境が変わったのではないでしょうか。今のアマチュアの子たちは予選会からの出場だけでなく、主催者推薦でも出場していますからね」

昨年の賞金女王・鈴木愛藤田光里川岸史果らを擁する94年世代(94年4月〜95年3月生まれ)の武尾咲希も福田の意見に同調する。「私の学年くらいまではジュニアがプロの試合に出られるという環境ではなかったので、プロになってから強くなった世代だと思います。普通のプライベートのゴルフ場とプロの試合とではセッティングも全然違いますし、試合に出ることで学ぶこともたくさんあります。経験がモノを言うスポーツだと思うので、1試合でも多く試合を積んだ方が成長につながると思います」。

記事に関連するリーダーボード

【この大会のニュース】

読まれています

JLPGAツアー 週間アクセスランキング

ランキングをもっと見る

大会情報

  1. 国内男子
    開催中
    2025年12月4日 12月7日
    ゴルフ日本シリーズJTカップ
  2. 米国男子
    速報中
    2025年12月4日 12月7日
    ヒーローワールドチャレンジ
  3. DPワールド
    速報中
  4. DPワールド
    速報中
    2025年12月4日 12月7日
    ネッドバンクゴルフチャレンジ
  5. アマチュア・その他
    開催前
    2025年12月4日 12月8日
    LPGA Qシリーズ(最終予選)
  6. アマチュア・その他
    終了
    2025年12月2日 12月5日
    JLPGAファイナルQT

おすすめコンテンツ

関連サイト