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櫻井心那がGTPA新人賞を受賞!「大活躍されていた方」と同舞台に立てたことに喜び【受賞者のコメント集】

日本ゴルフトーナメント振興協会(GTPA)による「GTPAルーキー・オブ・ザ・イヤー」、「GTPA特別賞」の表彰式が行われた。

所属 ALBA Net編集部
高木 彩音 / Ayane Takagi

配信日時:2023年12月13日 19時05分

今季4勝を挙げた櫻井心那(左)と日本ツアーを引退したイ・ボミ
今季4勝を挙げた櫻井心那(左)と日本ツアーを引退したイ・ボミ (撮影:ALBA)

13日、一般社団法人日本ゴルフトーナメント振興協会(GTPA)の表彰式が都内のホテルで行われた。

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まずは、『GTPAルーキー・オブ・ザ・イヤー』に選ばれたのは、19歳で国内女子ツアー今季4勝を挙げた櫻井心那と、国内男子ツアーで賞金王に輝いた中島啓太の2人だ。

櫻井はこの受賞に満面な笑みで「うれしいです」と一言。表彰式のオープニングでは、大きなスクリーンに宮里藍や横峯さくらなど、歴代の受賞者らが映っていた。「すごい先輩方が流れていて、みなさん大活躍されていた方だったので、すごくうれしくなりました」と、同じ表彰台に上がることに喜びを表した。

2021年に高校3年生で受験したプロテストに一発合格した櫻井は、ルーキーイヤーの22年は下部ステップ・アップ・ツアーへ参戦し、史上初となる年間5勝を挙げ、下部ツアー賞金ランキング1位を獲得した。今季はレギュラーツアーにフル参戦し、ツアー史上3人目となる10代で年間4勝を達成。メルセデス・ランキングは5位に入り、来季のシード権も獲得した。『これからもツアーの顔となり、複数回優勝が期待される選手として高い評価』を受けたことによっての受賞となった。

中島は、米下部コーン・フェリーツアーの最終予選会に出場しているため表彰式には参加することができなかったが、渡米前に「初めてプロ転向してシーズンを戦うという1年でしたが、年間を通していいプレーをすることができました。GTPAルーキーオブザイヤーもいただけて、賞金王になることができてすごく良い1年でした」とコメントしている。

22年の9月にプロ転向し、今季をルーキーとして参戦したレギュラーツアーでは、年間3勝などを飾る活躍。最終戦を待たずに、初の賞金王に輝いた。ルーキーイヤーでの賞金王は松山英樹以来2人目の快挙。ツアー年少3番目の若さでの戴冠し、『海外ツアーへの挑戦も表明し、国内ツアーを代表する若手選手として、実力、将来性とも高い』という理由で受賞となった。

『GTPA特別賞』を受賞したのは、通算ツアー21勝を誇り今季で日本ツアーから引退となったイ・ボミ(韓国)と、今季国内男子ツアー「ダンロップフェニックス」でアマチュア優勝を飾り、プロ転向した杉浦悠太だ。

表彰式に登壇したボミは真っ黒なドレスを纏い、終始笑顔で舞台に立った。「本当に、この賞をいただけて驚きました。感謝します。今まで一生懸命頑張った自分と、サポートしてくれた家族が誇らしいです。…こういった言葉を初めて覚えました!」と“ボミスマイル”を魅せ、取材陣を笑顔で包んだ。「今まで助けてくれた多くの方々とファンのみなさんと、この受賞を喜びたいです」と話した。

15年に年間7勝を挙げ、国内男女の両ツアー史上最高賞金額(当時)を獲得し、初の賞金女王に輝くと、翌年も賞金女王に。年間最優秀選手賞、平均ストローク1位、ベストショット賞、LPGA資生堂ビューティー・オブ・ザ・イヤー、プレーオフ最多勝利など数々の受賞と記録を残した。“スマイル・キャンディ”の愛称で親しまれ、ロープ内にとどまらず多くのひとに人柄が愛された。『海外選手として長きに渡る活躍と人気で、日本ゴルフ界を盛り上げ、支えたことへの貢献』を称えたことにより、今回の特別賞を受け取る形となった。

現地時間12日から行われているアジアンツアーのQTに出場している杉浦は、今回の表彰式に参加することはできなかったが、「素晴らしい賞をいただくことができて、すごくうれしいです。アマチュアで優勝した先輩方は今も活躍されている方ばかりなので、そのなかの一人になれたこともすごくうれしいです」とコメントしていた。「2勝目、そして海外にどんどん挑戦していけるようにレベルアップしていきたいです」と意気込んでいる。

今年の6月に行われた下部のABEMAツアー「ダンロップフェニックストーナメントチャレンジinふくしま 2023」でツアー史上8人目となるアマチュア優勝を飾り、レギュラーツアー「ダンロップフェニックス」への出場権を獲得。同大会でツアー史上7人目(8度目)となるアマチュア優勝を挙げた。『有力海外選手も出場する50回記念大会という注目度の高いなかでの見事な活躍が評価』とされ、特別賞を受け取った。

この輝かしい賞を受け取った櫻井、中島、杉浦は来シーズンの活躍が期待されている。(文・高木彩音)

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