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石川遼は“差”を埋めるため夕暮れまで“居残り練” 「シンプルなミス」払拭へ

初日を1オーバーで終えた石川遼は、居残り練習で球を打ち続けた。

所属 ALBA Net編集部
高木 彩音 / Ayane Takagi

配信日時:2025年6月6日 08時00分

<BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ 初日◇5日◇宍戸ヒルズカントリークラブ 西コース(茨城県)◇予選=7397ヤード・パー70、決勝=7430ヤード・パー71>

昨年は岩田寛とのプレーオフで敗れ2位で終えた石川遼の初日は、4バーディ・5ボギーの「71」で回り1オーバー・39位タイという結果だった。ゴルフの「調子はいい」と胸を張ることができる。それだけに「ポツポツ出ているミスショットでスコアを落としました」という部分が、表情を曇らせる。

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「前半は“伸ばせたら”というところでスコアを落としてしまっていた」。アウトからスタートした一日は、予選ラウンドはパー4に設定される2番で2オン3パットのボギーが先に来た。さらに3番で連続ボギーに。それでも5、7、9番でスコアを伸ばし1アンダーで折り返した。しかし後半も1バーディ・3ボギーと落とし、「きつい1日になりました」と思うような展開とはならなかった。

浮かない表情を見せるのは「ショットが悪いわけではないし、自分の中ではフィーリングはいいので、自信がないからミスをしている、という感じではない」からだ。ショットの手応えは悪くないなかで、ショット、アプローチ、パッティングという部分で「シンプルなミスが多かった」。それがこの日のスコアにつながった理由だ。「ドライバーは特にいいので、きょうもガンガン攻めて、それで取れたバーディもある。ただそれが裏目に出て、ボギーというのもあった」。フェアウェイキープは6回だが、ショットの内容は悪くない。

それゆえ浮かんでくる課題もある。「いいショットと悪いショットの差が激しすぎました」。その表情は最後まで浮かない。「これ以上はないというようなショットも打てていた。ミスの内容が良くなかったので、もう少しいい内容でできるようにしたい」。昼前の午前11時52分から始まったラウンドを終えると、修正のため、夕方の練習場に足を運んだ。そしてもくもくと球を打ちこむ。2日目の巻き返しへの準備を終えゴルフ場をあとにしたのは、太陽も沈みかけた午後6時30分過ぎだった。(文・高木彩音)

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