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キャリー330㍎超! 河本力の開眼ポイント「地面を“蹴る”のではなく“刺し込む”」

国内男子ツアー最強の飛ばし屋、河本力が飛距離と方向性を両立できているのは、右足の使い方のイメージにある。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2023年3月12日 11時30分

キャリー330ヤードを生む河本力の右足。くるぶしの下を中心に足裏全体に圧をかけて飛ばしている
キャリー330ヤードを生む河本力の右足。くるぶしの下を中心に足裏全体に圧をかけて飛ばしている (撮影:近澤幸司)

キャリーで330ヤード以上を飛ばし、国内男子ツアー最強の飛ばし屋といわれる河本力。なんでも、右足で蹴る動きを取り入れていることで飛距離と方向性を両立させているとか。9日(木)発売のALBA864号の「飛ばし特集」では、そのポイントをじっくり語っている。

「昨年、ドライバーが安定して2勝を挙げられた要因は、地面を足裏で感じられるようになったことが大きいです。しっかり下半身が使えるから、思い切り振ることも、スピードを抑えることもできて、“凶器”だったドライバーを“武器”にすることができました」
 
では、どうして地面を感じられるようになったのか。それは学生時代から力を入れてきたトレーニングに加えて、『地面を蹴る』から『右足を刺し込む』イメージに変えたことが大きい。
 
「地面を蹴るイメージだと右カカトが浮くなどスエーの原因になります。まずアドレスでは、右足のくるぶしの下部分を中心に足裏全体を地面にグッと刺し込みます。テークバックでは左ヒザが流れないように注意しながら、少しずつ右足に体重をかけて、さらに刺し込んでいくんです」
 
ダウンスイングでも両ヒザを開いたガニ股の状態をキープすることで、より深く右足を刺し込むことができるようになるという。これで結果的に右足での強烈に踏み込めるため、ヘッドが驚くほど走ってくれるのだ。
 
注意したいのが足裏の前後の重心配分。右足の蹴りを使うには、どこで踏むかも大切になる。ここでもくるぶしの下を中心に足裏全体に圧をかけるイメージを持つのが正解。「ツマ先側やカカト側に極端に乗り過ぎるとスイングバランスが不安定になり、下半身が効果的に使えなくなるので注意してください」。
 
河本は今月3日に23歳になったばかり。25歳までに世界最高峰のPGAツアー参戦を目指している。『右足を地面に刺し込む』ぶっ飛びスイングで、世界への壁も突き破ってもらいたい。

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