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藤田寛之が明かすジャンボの優しさ 尾崎将司氏を追悼「心からの感謝と敬意を込めて」

プロ通算113勝のジャンボこと尾崎将司氏が78歳で逝去。藤田寛之が追悼した。

所属 ALBA Net編集部
高木 彩音 / Ayane Takagi

配信日時:2025年12月27日 10時18分

藤田寛之(左)とジャンボ尾崎氏(写真は1997年のサントリーオープン)
藤田寛之(左)とジャンボ尾崎氏(写真は1997年のサントリーオープン) (撮影:ALBA)

プロ通算113勝を誇る男子プロゴルファー、“ジャンボ”こと尾崎将司(本名・尾崎正司)氏の訃報を受け、藤田寛之が追悼の意を表した。

【写真】貴重! 1969年ジャンボ尾崎氏のプロテスト受験当時

「僕としては、勝手に“縁”を感じています」。藤田にとって、尾崎氏はプロ人生で大きな存在だった。藤田は1992年にプロ入りし、97年の「サントリーオープン」で初優勝。その最終日、藤田は尾崎氏と最終組で優勝争いを繰り広げた。さらに、尾崎氏の最後の優勝となった2002年の「全日空オープン」でも、最終日に同組で優勝争いを展開した。偶然とは言い切れない、不思議な縁が確かにあった。

藤田はそのときの光景を今も鮮明に覚えている。全日空オープン最終日の17番パー5。ティショットを右に曲げた尾崎氏のボールは木の下へ。対する藤田は「すごい悩みました。どういう攻め方をするか」と、フェアウェイから2オンを狙うかどうかを悩んでいた。そのとき、尾崎氏にスーパーショットが生まれた。

「(尾崎氏の2打目は)木の根元付近から、シャフトを折りながらもボールをものすごくいい位置まで運んだんです。信じられないようなショットでした。それで『自分も攻めなきゃいけない』っていう気持ちになって。セカンドで狙って失敗したんですけど」。結果、藤田はボギーを喫したが、それでも、あの瞬間に学んだ攻める姿勢は、何にも代えがたい財産の一つだ。

尾崎氏の存在はゴルフ界にとって「特別」だ。近づきがたいほどのオーラ。遠くから見ていても緊張で体がこわばるほどの存在感。だが一方で、ふとした瞬間に見せる人間味は温かく、優しかった。

「オーラが半端なかった。朝のあいさつなどを交わす程度で、なかなかお話することはなかったんですけど、全日空オープンくらいから声をかけていただいた。『しっかりしろ』とかね。優勝争いしながら、自分がボギー、ボギーと崩れている時、ティーショットが終わった後に声をかけてくれた。オーラが出ていて怖い印象はあると思うんですけど、ジャンボさんはとても、とても優しい方です」。強さと優しさ、その両方を背中で語る人だった。

自身のインスタグラムでは、尾崎氏が藤田の背中に手を添えている2ショット写真とともに、想いをつづった。

「トーナメントでの勝負の厳しさとは裏腹に、トーナメント中、心も体もボロボロになりそうだった私に『しっかりしろよ』と声をかけてくださった、あの懐の大きさ。今もはっきりと覚えています。厳しい勝負の世界に身を置きながら、人として、先輩として、どれだけ大きな器を持っていた方なのか。ジャンボさん(尾崎将司)は、背中だけでなく、言葉と姿勢で多くのことを教えてくださいました。

ジャンボさん最後の優勝となった全日空オープン。その舞台で、最後まで優勝争いをさせていただけたことは、私にとって大きな誇りであり、何より幸せな時間でした。日本ゴルフ界に残してくださった功績と、後輩たちへの計り知れない影響に、心からの感謝と敬意を込めて。どうか安らかにお眠りください」

日本ゴルフ界に残された圧倒的な功績と影響力。そのすべてに、ただただ、感謝と深い敬意を込めた。(文・高木彩音)

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