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賞金ランク1位の絶好調男! 中島啓太が試合中に行う“クラブ当てシャドー”「体幹に集中できる」

中島啓太がスイング確認のために行う“クラブ当てシャドー”とは?

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2023年7月15日 19時24分

クラブを胸に当てて体を回すことで、体幹や軸を保つ動きにフォーカスできる
クラブを胸に当てて体を回すことで、体幹や軸を保つ動きにフォーカスできる (撮影:田中宏幸)

中島啓太は今季前半戦、5週連続にわたって最終日最終組でプレーするなど快進撃をみせ、国内男子ツアーで賞金ランキング1位を走っている。そんな彼が試合中に行うシャドースイングがある。これにより体の動きにフォーカスして、スイングを確認できるという。13日(木)発売のゴルフ雑誌、ALBA872号のなかで中島本人が答えている。

「いかに体幹を使ってトップを作れるかが、体を回して打つ重要なポイントになります。シーズン中はプロでも、軸が傾いたり、手の動きが強くなるので、体幹に集中するために定期的に練習中や試合中に“クラブ当てシャドー”を行っています」
 
やり方はいたって簡単。写真のようにクラブを胸に当ててアドレスしたら、腹筋をグッと締める。そのままお腹を回してテークバックすると、体重が右股関節に乗って、カチッとハマる瞬間がやってくるという。
 
「これがトップの完成したサイン。そのあと、左ヒザを開いて切り返すと、左への体重移動が始まり、そのままフィニッシュまで一気に振り抜けます。試合中でもクラブ当てシャドーで、体幹の動きをつかんでおくと、体が回しやすくなるんです」
 
シャドーのとき、ダウンスイングで頭が右に傾く場合は、体全体が目標(左)に向かうイメージで体を傾けよう。左股関節に乗りやすくなって、上体の回転がスムーズになる。さらに、上体はあくまでリラックスさせて構えるのが基本と中島は付け加える。「体幹の大きな筋肉を使うには、上体、特に右手を脱力させることがポイントです。左手の下3本で握り、右手は添えるだけですね」。
 
次週は「全英オープン」に出場する中島。昨年大会では予選落ちに終わったが、今年は好調のまま迎える。メジャーの舞台でも大きなトップでキレのあるショットを期待したい。

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